ジャスミン香 [花]
節電のため、今年は久々に扇子を出しました。
香港土産にいただいた白檀の扇子です。
エキゾチックな甘い香りが爽やかに漂います。
異国風の香りと言えば、
鉢植えのジャスミンも何年かぶりに咲きました。
筒状の白い花のマダガスカルジャスミンです。
香りはジャスミン風ですが、
実はガガイモ科でジャスミンの仲間ではないらしい。
(ジャスミンはモクセイ科。)
香りが強く、たくさん小さな白い花が咲くのが、
ハゴロモジャスミンというそうです。
お花屋さんでは両者ともジャスミンとして
店頭に並んでいますね。
夏の夜、亜熱帯風の白い花の香りを
楽しむのもなかなのものですね♪
チューリップ合唱団 [花]
春らしいチューリップでもと思っていましたが、
チューリップ、大変なことになっていますね。
なんとかのどかなチューリップに戻ってほしい...
という祈りをこめて描いてみました。
以前、丸ノ内を歩いていたときに見かけたチューリップ群が
風に揺れて、大きく口を開けて唱っているかのようでした♪
量もあり、結構迫力がありましたよ。
いつの時代も平和なお花であってほしいですね。
蓮の花、ゆらり [花]
8月、いよいよ盛夏です。
今の時季に印象的な花は蓮でしょうか。
優雅な花のたたずまいは、早起きして見に行く価値大です。
くっきりとした花びらのまわりには、
もやが立ちこめたような神秘的な気配が漂っています。
極楽浄土を象徴する花だけのことはあります。
同時に親しみやすさも感じます。
サクサクとした食感の蓮根が好きなので..。
日本ではなじみがありませんが、
蓮の実も中華ではよくデザートに登場します。
蓮の実あん入り胡麻団子や白玉、月餅など、白あんのような使い方ですね。
花・実・根...どれも役に立つのがすごいところです。
イラストはタイ風リゾートに咲く様をイメージしたものです。
オリエンタル調にしてみました^^
蓮の花、つぼみがゆらり...
ミュゲの日はやさしく [花]
新緑がさわやかな季節となりました。
緑の清々しい香り...と言えばすずらん!
実は一番好きな花であり、
この時期、すずらんが花屋さんの店先に並ぶのを
心待ちにしています。
可憐な姿と香りの清々しさは独特の存在感があります。
5月1日はフランスではミュゲの日だそうです。
ミュゲ muguet(=すずらん)を大切な人に贈ると、
もらった人には幸運が訪れると言われています。
恋人・家族・友人などに親愛の情をこめて贈り合うようです。
街角やメトロの入り口などで小さなブーケが売られ、
すずらんを手にした人々が行き交う様は、
一度見てみたいものです。
フランスらしいおしゃれな習慣ですね♪
当日はすずらんをモチーフにしたケーキやチョコレートが
お菓子屋さんのウインドウに飾られるそうで、
そちらの方にもググッとひかれる私でした。
白い花はかぐわしく [花]
花散しの雨が降り、桜の枝にも小さな葉が見え始めました。
百花繚乱の春...目移りするけど、スノードロップ、小手毬、白山吹など、
白くて可憐な花もいいものです。
その中でもやわらかい乳白色の花びらが揺れるこぶしの花が懐かしい...。
以前の家には何本かこぶしの木がありました。
桜のような派手さがないので、あ〜今年も咲いたな〜程度の扱いでしたが、
建て替えで伐採が決まった時、初めて”惜しい!”と感じました。
3月末の引越前に咲いたばかりのこぶしの花を、
植木屋さんに伐ってもらって、部屋に飾りました。
ほのかに香る白い花びら、木の高い所に咲いていたので、
香りがあることにも気がつかず...残念でした。
乳白色の花びらはピーカンの青空より、
少しうすぐもりの空に映えました。
淡いラベンダーを含んだグレイの空に、
白い花はかぐわしく、記憶の中に咲いています。